古代米について
日本の食文化の原点である古代米は稲の原種であり、野生稲の特徴を受け継いでいるお米のことで、黒米・赤米・緑米があり、品種によってさらに、もち種・うるち種に分かれます。古代米は一般に生命力が強く、無農薬でも丈夫に育ち、干ばつや冷害などにも強い性質がありますが、白米より収量が少なく、明治以降はほとんど生産されなくなってしまいました。
しかし、近年になって古代米は白米に比べてビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含んでいることが明らかになり、健康食として話題を集めています。
黒米・・・玄米の色が黒色で五分づきにすると米が紫色になるため、紫米とか紫黒米とも言われます。品種は、「おくのむらさき(うるち)」「朝紫(もち)」「さよむらさき(もち)」などがあります。黒米にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。
赤米・・・玄米の色が赤褐色で五分づきにすると米が薄紅色になります。お赤飯のルーツは赤米だとも言われています。品種は「紅ロマン(うるち)」「紅染もち(もち)」などがあります。赤米にはタンニンが含まれています。
緑米・・・緑米は玄米の色が薄い緑色をしている全国でも生産量が少ない貴重な品種のもち米で、普通の白米のもち米より粘りが強く甘みがあります。品種は「みどり糯(もち)」などがあります。緑米にはクロロフィルが含まれています。
黒米 | 赤米 | 緑米 |
みむらの古代米が選ばれる理由
●佐那河内村の地形 豊かな降水量と温暖な気候
・2000ミリを超える降水量
細かな谷棚田の近辺には多数あり、本当に美味しい佐那河内の産地は、地形土壌の面からみると、渓川沿いで粘土質があり、砂礫層が深いところに位置する地域、用水を受ける川の背後の山岳が深いところ。標高200m~300m程度で西陽の当り過ぎない場所、水は山からの天然ミネラル豊富な伏流水で、イネが病気にかかりにくいことが条件となります。
●稲作に適した土壌
水持ちの良い粘土質の赤土層で稲作に適したミネラルを含む。
・玄武岩の赤土(鉄分を含む)土壌
・蛇紋岩(鉄分、マグネシウム)